夏が終わり、猛暑と強い紫外線から車が解放されると、涼しい秋が訪れます。この時期は行楽シーズンでドライブに最適ですが、同時に愛車のメンテナンスにも最適な時期です。秋にしっかりとメンテナンスを行っておくことで、これからの冬に備えることができ、愛車を長持ちさせることができます。

◆秋のメンテナンスチェックリスト

・バッテリー寿命

暑い夏の間に、エアコンやオーディオ機器がバッテリーに大きな負担をかけていたかもしれません。バッテリーは、冬の寒さによって性能が低下することがあるため、早めにガソリンスタンドや専門店で診断を受けましょう。特に長距離運転が多かった方は、バッテリーの劣化が進んでいる可能性があります。

・ ヘッドライトとテールランプ

秋になると日が短くなり、夜間の運転が増えるため、ヘッドライトとテールランプのチェックが重要です。ヘッドライトが暗くなっていないか、テールランプやブレーキランプが切れていないか確認しておきましょう。見落としがちな部分ですが、安全運転のためには欠かせないポイントです。

・タイヤの状態

夏に長距離ドライブをされた方は、タイヤの摩耗が進んでいるかもしれません。タイヤがすり減っていると、冬の滑りやすい路面でのブレーキ性能が低下する危険があります。早めにタイヤの溝を確認し、必要であればスタッドレスタイヤへの交換を検討しましょう。

・ 車内クリーニング

夏はエアコンを多用し、汗や日焼け止め、食べ物などが車内に残りやすい時期です。秋の涼しい時期に、徹底的に車内をクリーニングし、臭いや汚れを取り除きましょう。特にシートやカーペットの汚れは、放置するとしつこい臭いの原因になります。

・エアコンのメンテナンス

夏の暑さで酷使されたエアコンも、秋には点検が必要です。フィルターの交換や内部の清掃を行い、冬に向けて快適な暖房を確保しましょう。エアコンの内部にカビやホコリがたまると、効率が悪くなり、嫌な臭いの原因にもなります。

◆窓ガラスとボディのケアはどうする？

秋はボディと窓ガラスのメンテナンスにも最適な時期です。夏に蓄積した虫や汚れをしっかりと取り除き、ガラスの撥水コーティングやボディのワックス掛けを行うことで、冬の厳しい気候にも耐えられる状態に整えましょう。しっかりとケアすることで、見た目も美しく、運転時の視界も確保できます。

◆まとめ

車検のタイミングでこうしたメンテナンスを一緒に行うと、効率的に愛車を長持ちさせることができます。